明日香園では、毎月10日に47都道府県のご当地メニューを提供しています。
5月のご当地メニューは、滋賀県です。
☆メニュー☆
・しょい飯
・わかざぎの天ぷら
・えび豆
・お講汁
・黒ゴマプリン
しょい飯とは、醤油を使って炊いている御飯で、昔は、お祭りなどに出されていた事から「わっしょい」の「しょい」をかけて名づけられたそうです。鶏や野菜が入っていて、福岡でいう「かしわ飯」のような御飯です。明日香園の利用者さんは、味ご飯が好きな方が多いので、皆さんとてもよく食べられていました。
滋賀県には、琵琶湖という湖がありますね。琵琶湖は、400万年の歴史を有する世界でも有数の古い湖で、あゆやわかさぎがとれるそうです。今回は、そのわかさぎを天ぷらにして提供しました。
えび豆は、滋賀の代表的なおせち料理でエビのように腰が曲がるまで、いつまでもマメに暮らせるようにという長寿を祈って作られてきた料理です。私たちも、利用者さんへの長寿の願いを込めて作りました。なじみの無い料理ですが、「美味しかったよ」ととても喜んでくださいました。
お講汁は、寺の行事「お講」の際に、畑で採れた野菜を持ち寄り、法要の後、お参りをした人に振る舞われる料理だそうです。
約4年間、毎月行ってきましたが、47都道府県全て周り、とうとう5月でラストとなりました。
色々な地域の郷土料理は、料理名もなじみのないものが多く、「なんか揚げ」って何?「しょい飯」ってどんな食べ物なの?っと利用者の方もメニューを見ながらいつも楽しみにされていました。料理の説明をすると、「へぇ~それは食べてみならいかんね!」と喜ばれ、利用者様との会話するきっかけにもなり、また、私たち自身色々な郷土料理を知る良い勉強にもなりました。
6月からは、いよいよ世界の料理に移ります。どんな料理が出てくるか、お楽しみに!!